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ここ数日、助産師さんからの指導もあって1時間とか2時間とか散歩をているのですが、目的もなく歩き回るのって本当につらい。ということで、おいしいお店を目標に散歩することにしてみました。

しかし、食事だとお金もかかるし(カロリーオーバーもするし)、ケーキ屋さんとかだと持ち帰るのに気を使うし(一つ二つで箱に入れたり保冷剤入れたりとかしてもらうのも気がひけるし)かと言ってイートインでもコーヒーとか紅茶を飲みたくない・・・で思いついたのがおいしい和菓子屋さんめぐり!特に大福に特化して巡ってみました。大福ならせいぜいワンコインで済むし、お店で一つ二つだけ買っても変じゃないし、買ったらポンとカバンに入れてお散歩を続行できるし、お腹がすいたら公園とかで食べることもできるしで、なかなかいいテーマだと思ったのです。しかもあんこは体に良いし、妊婦向けでヘルシーな気がする!

ちょっと調べただけでも都内あちこちに豆大福の名店があるようなので、散歩するのに良さそうな距離のお店を目指して訪れてみました。幾つか行ってみたお店をレポートしたいと思います。

  • 岡埜栄泉(小石川)

 

それにしても、岡埜栄泉とかナントカ岡埜とか、和菓子でおかのさんって都内あちこちにあるけど、のれん分けとかなのだろうか?各店舗扱ってる商品が微妙に違うみたいなので、支店というわけではなさそうなのですが・・・ちなみに春日駅の近くに支店があります。

 

こちら名物豆大福(税込230円)です。見た目も大きく、ずっしり重いです。こしあんです。どっちかっていうと餅部分多めでむっちりしてます。豆とあんが主張しすぎないです。餅をしっかり食べたい人向けかな。

ついでに買った来福どら焼(税込210円)。こっちは見た目あまり大きくないですが、皮がしっとりしてて重量感があります。そして粒あんの上に紅白の求肥とちっちゃめの栗が入ってます。何も知らずに食べたからこれにはびっくり!個人的にはその分あんこを入れて欲しいな、と思いますがこれはこれで趣向を凝らした感じでいいかもしれない。おめでたい感じもしますし。

  • 群林堂(護国寺)

東京三大豆大福というのがあるそうですが、そのうちの一つ、だそうです。御茶ノ水女子大の近くにあります。行列ができることも多いそうですが平日の午前中にうかがったところ、私の他に男性のお客さん2人いらっしゃいました。

今回私は一つだけ、自宅用として求めたため、ラップの下でスタンバイしてる豆大福たちの中からひょいと直接紙袋に入れてもらうスタイルでした。

豆大福(税込180円)です。午前中早めの時間に購入して、からっからに乾燥した寒空の中持ち歩き、食べたのがお昼過ぎだったからか、すでに少し硬くなっていました。購入後すぐ食べるのがベストと思われます。(ただし粉まみれになるので注意!)そんなに大きくはないのですが見た目以上の重量感!少し歯ごたえのある粗めなもちと、水分多めなのに濃厚で甘い粒あんと、たっぷり入ったゴツゴツの大きい豆が、三者三様にこれでもかっていうくらい主張してくる!しかしみんな個性が強いのに全く喧嘩せず、むしろ相互に高め合ってるという感じがします。

それにしてもこのあんこの濃厚さよ・・・!水分多めなのに水っぽいわけじゃなくて本当に濃厚。これだけで売って欲しい!そしてぜんざいとかにしたい感じです。

一つでお腹いっぱいになる十分なボリュームと破壊力があるのですが、一つと言わずもう一つ食べたい・・・。ヤマ○キの大福でいいじゃんという方に是非一度食べてみて欲しい、今までの豆大福観が変わる群林堂さんの豆大福でした。

  • 大角玉屋(曙橋)

どうやらこちらの大角玉屋さんは、いちご豆大福の元祖とのこと。いちご豆大福は私と生まれ年が同じ“お年頃”らしいです・・・

何となくですが、老舗というとこじんまりした店舗をイメージしていたのですが、こちらのお店は結構広くて店内にはあれこれ“攻め”な感じの商品が並んでいるようでした。というのも、なぜか入店した瞬間から店員さんに急かされている感じがして、目当てのいちご豆大福しか目に入らなかったからなのです。他にお客さんもいなかったのだからもっとじっくり店内を見ればよかったな。

いちご豆大福(税込249円)です。粒あんです。

私が行った時は季節限定でこしあんのいちご豆大福もあって、それが何とも可愛らしいピンク色の餅なもんだからそっちにしようかと迷ったんですが、結局1番人気で推されていた通年売ってる粒あんタイプ(白い餅)にしました。

さて頂いてみます。一口かじってみる。いちごない。ではもう一口。まだいちご出てこない。まさかいちご入ってないんじゃ⁉︎そして3口目、やっといちごの姿が!4口目(ラスト)でやっといちごともちとあんと豆のハーモニーを味わうことができました。

おいしい、おいしいけど全体に薄味というか水っぽい?あんこは粒あんとはいえ、かなりこしあんに近く、あんも餅も豆も主張は薄め。いちごも小さかったのが少し残念です。やっぱ一口目からいちごを味わいたかったな。ここまで評価が高いのがちょっと不思議です・・・元祖の強みでしょうか?美味しいか美味しくないかと問われれば美味しいけど、わざわざ買いに来るほどではないかなっていう感じ。でも上品ないちご豆大福でした。

  • 翠江堂(八丁堀)

  

いちご大福(税込216円)で有名だそう。やや小さめです。一口かじると・・・来ましたいちご!いちごにしてはかなり大きめです。大福の大きさがそのままいちごの大きさっていう感じで、餅と餡がいちごの引き立て役に徹しているという感じです。じっくり味わいたかったけど二口でペロリでした・・・!全体的にすごくジューシー、いちごを食べる感覚でいくつでも食べられそうです!どうやら大手町のビルにも店舗があるようなので、何かの時には使えそうです。お土産なんかの時には人数分×2を買ったほうがいいかも(笑)ただし賞味期限はその日限りですけどね。

  • 赤坂青野(大丸東京店)

大丸に立ち寄った時にたまたま発見した豆大福です。17時過ぎだったからかラスト一個。出来たてっぽくもないし、特に買うつもりもなかったのですが残り物には何とやら・・・で気になってしまったので購入してみました。ちなみに大丸東京店には上野駅前岡埜栄泉総本家も入ってます。

大福(豆)、税込216円です。割と小ぶりな豆大福です。食べてみてこれは豆大福ではないなーと思ったら表面に見えている豆は小豆のようです。原材料を見ると砂糖、小豆、もち米、片栗粉、トレハロース。だから大福(豆)なのね!と納得。あんこは粒あんで水分少なめ、かといってパサパサではない。そして餅は柔らかくて求肥っぽいタイプ。もしかしたら明日まで置いておいても固くならないんじゃないかと思うくらいやわやわ。あんこを楽しむための大福という感じです。塩気はほとんど感じない、ひたすらあんこの味わいを楽しめる大福です。私的にはこの粒あんの感じは、結構好きです。おばあちゃんの手作りあんこ餅を思い出しました。あまり期待していなかっただけにいい発見でした。

後で調べてみると、こちら赤坂青野さんの大福は故スティーブジョブズ氏のお気に入りだったとのこと。本店にも行って他の和菓子も試してみたいです。