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この記事は4日の出来事を退院後に記載したものです。

破水の状況

実は前日の夜8時くらいから何となく鈍い生理痛のようなものを感じていたのです。でもまだ間隔も一定ではないし、痛さもまばらな感じだったので前駆陣痛ってやつかな、でももしかしたらこのまま本陣痛ということもあるな、と思ってとりあえずシャワーを浴びておきました。
その後も、少し痛いかなという感じがたまにありましたが特に気にせず本を読んだりしていました。さてそろそろ寝るかなと思って12時過ぎにベッドに入りました。その日は珍しく夫も私も朝起きるのが遅かったので、夜更かししていたのです(普段は10時とか11時には寝てる)。夫がNetflixで水曜どうでしょうを見ていたのでベッドで横になりながら何となく一緒に見ていたら0時40分頃、急に破水しました。

破水というと、くしゃみをした瞬間にしたとか、お腹の中ではじける音がしたとかよく聞きますが、私の場合は何の前置きもなく、ただベッドに横たわっていた時に、音もなく急にジョワーっと水漏れした感じでした。久々の感覚ではありましたが、生理の時に大きめの塊になった経血が膣を流れるみたいな感じです。だけどその出てくる量が半端なく、止められないという感じ。驚いて身体を起こしてみるとまだどんどん水が流れ出てくる感覚があるのでそのままトイレに駆け込んでナプキンを当てて(トイレにショーツを用意しておけばよかった・・・)産院に電話しました。

すぐに来てくださいとのことだったので、夫の運転する車で病院に駆け込みました。到着はだいたい1時頃だったと思います。そのまま診察を受けて前期破水と診断されました。感染防止のための抗生剤を飲みます。そしてNSTをしてもらうとまだ弱いものの張りが4分間隔できていることがわかりました。しかし内診では子宮口は2センチ。まだ出産までは時間がかかりそうだったので、とりあえず夫には帰宅してもらいました。

入院。陣痛室で陣痛に耐える。

産院の陣痛室は2部屋あるのですが、その日の夜は満員御礼で私の前にはすでに3人の妊婦さんがいて、私が4人目でした。横たわっていると確かに4分くらいおきに軽い生理痛のような痛みがありました。それでも寝られないほどの痛みではないので、明け方までうとうとしていました。朝になるまでに前にいた2組の産声を聞き、ああ私ももうすぐああなるんだな、なんて考えていたのでした。
夜が明けて、朝ごはんを食べ、診察してもらうとまだ子宮口は2センチで張りも変わらずということでした。このままの調子で大丈夫なのかとちょっと不安になります。

しかし、昼前の11時半頃、痛みが変わりました。弱い生理痛から重い生理痛に下痢ピーの痛みを足したみたいな結構ヘビーな痛みに変わったのです。とてもじゃないけど寝てられない感じ。いよいよ来るのかと思いましたが、内診では相変わらず子宮口は2センチ。この痛みがこの後どうなるのか、いつまで続くのか、と不安に怯えつつどうしようもないのでひたすら痛みに怯えつつ時が過ぎるのを待ちます。昼過ぎには夫も来てくれて一緒に出産を待つことにしました。
それから4分間隔の痛みに耐え続け、気づけば夜。18時に夕食が出たのですがそれも4分置きの痛みの合間を縫って、一口二口ずつ夫に食べさせてもらいました。それでも子宮口はまだずっと2、3センチ程度なのです。こんなに痛いのに一体いつまでこの痛みと戦わなければならないのかと泣けてきます。そして痛みに耐え続け、ついに日付が変わりました。